衣類の特徴と、クリーニング店の使い方

植物繊維

  • 綿
    湿気を吸いやすく、乾きにくいという面があります。色落ちもしやすいため、柄が付いている衣類の洗濯はとくに注意が必要です。シワにもなりやすいので、キレイに仕上げたいならクリーニングを利用すると◎。

  • 弾力性が低くて手触りが固く、シワになりやすい素材です。家での洗濯は難しいので、防縮加工したものを選ぶと良いでしょう。

化学繊維

  • レーヨン
    水に弱く、縮みやすいという特徴があります。なかでも、樹脂加工されていないものは水に入れただけで縮んでしまうため、取り扱い表示をしっかりチェックしましょう。
  • アクリル
    ニット製品などに良く使われている素材です。熱の影響を受けやすいため、アイロンや乾燥機などの使用には注意が必要。型崩れもしやすいので、ハンガー干しは避け、平干しにします。
  • アセテート
    シンナーやアセトンなどの溶剤に弱く、溶けてしまうという性質があります。シミ抜きをする際は、成分を必ずチェックしましょう。

動物繊維

  • ウール
    湿度に弱く、縮みやすい素材です。家庭で選択するときは、専用の洗剤を使います。防縮加工したものであればなお◎。
  • シルク
    なめらかな肌触りと、光沢の美しさが特徴です。とてもデリケートな素材なので、家庭での洗濯は避けるのが賢明。できるだけクリーニング店を利用しましょう。

トラブルの多い素材に気をつけて

ポリウレタン(合成皮革)

革風のジャケットなどに多く使われているポリウレタン。今、クリーニングでこのポリウレタンに関するトラブルが多発しているらしいです。ポリウレタンは製造されてから2~3年が寿命。湿気や紫外線、汚れなどによってどんどん劣化していきます。気をつけたいのは、購入してからの期間ではないということ。製造されてから2~3年で寿命を迎えます。

そして、この寿命を過ぎたポリウレタン素材をクリーニングに出すと・・・悲しいくらいにボロボロの状態で返ってきます。服の表面をチェックしてみて、ヒビが入っていたりしたら要注意!不安な人は、クリーニングに出す前にお店の人に相談してみると良いでしょう。

塩化ビニル樹脂製品

塩化ビニル樹脂製品も、合成皮革に使われています。塩化ビニル樹脂製品は、固い素材を薬品を用いて柔らかくし、衣類として着られるようにしてあるもの。しかし、ここで使われる薬品が、ドライクリーニングの際に溶け出す場合があるそうです。すると、衣類はもともとの固い素材に逆戻り。2度と着られないようになってしまうんです。

つまり、基本的に塩化ビニル樹脂製品は「ドライクリーニングできない」ということ。また、目で見ただけではポリウレタンと塩化ビニルの区別はつきにくいということもあり、トラブルが多発しているようです。しかも厄介なのが、「ポリウレタン」と表示されているのに、実は塩化ビニル樹脂製品だったというケース。こういう事態は、中国製の製品に多いそう。店員に素材や洗濯方法をしっかり聞いてから、慎重に購入したい素材です。